2015年に母が他界しました。
その年何の気なしにTVで観ていた映画です。
『おみおくりの作法』
2013年制作のイギリス・イタリア合作ドラマ映画。
「孤独死した人物の葬儀を行なう仕事」から誕生した映画です。
最後のシーンで号泣しました。
大号泣です。
母は、入院していました。
真夜中に病院から電話があり、母の呼吸がゆっくりになっているとのこと。
相方とタクシーで向かいます。
ものすごく動揺していて、あわてない、あわてない、と何度も自分に言い聞かせます。
病院に到着したとき、母はすでに息を引き取ってしまっていて、間に合いませんでした。
最後の最後で一人で逝かせてしまいずっと後悔が残ります。
そんな時に観た『おみおくりの作法』です。
今思い出しても泣きそうです。
この梅雨空のようにぐずぐずした私です。
はてなブログでお話を書くことは私にとっての命綱です。